ごあいさつ

歯科医療で、
20世紀最大の発明と言われている
「インプラント」治療とは?


 抜け落ちた歯の代わりを歯槽骨に差し込んで、歯と同様の機能をさせようとする試みは、古代ローマ時代からあったといわれていますが、当時の技術では歯槽骨にしっかり結合できず、うまくいかなかったようです。80年代に入って、宇宙開発などで利用される、最先端科学による新素材「チタン」が、古代から果たせなかった夢をかなえます。スウェーデンのブローネマルク教授が新素材「チタン」が骨と結合しやすいことが発見されたのです。こうして、「体にとって毒性がない」「体の拒絶反応を引き起こさない」「体によく馴染む」「咬合圧(咬む力)に耐える強度をもっている」といった、それまでの課題をクリアするチタン製の人工歯根が誕生しました。インプラント治療をひと言で表現するなら、「入れ歯に代わる新しい技術」です。ブリッジ、部分入れ歯、総入れ歯は、歯根がないためいろいろなデメリットがつきまといました。支えとなる健康な歯を削ったり、噛めない、痛い、落ちる、しゃべりにくいなど従来の入れ歯の問題を一挙に解決し、「入れ歯」の不具合から解放することになったのがインプラント治療です。

 

インプラント治療


インプラント治療

周囲の歯は健全で、1本失った場合の治療例

 一般的には、ブリッジや部分入れ歯を使って治療していますが、例えばブリッジの場合は、両隣の健全な歯を削らなくてはなりません。健全な歯に余分なダメージを与え、長期的には失

った部分の支えをしていきますので、大きな負担がかかってきます。インプラント治療の場合は、天然歯の様に上部の人工歯冠をインプラントでしっかり支えるので、まわりの歯にはほとんど影響がありません。


 

インプラント治療

入れ歯に抵抗感がある場合の治療例

 抜けた歯の前方の歯に釣(クラスフ)をかけて、プラスチックの人工歯と床で欠損部をおぎなう、部分入れ歯が一般的な治療法ですが、ブリッジと同じように回りの歯を利用して固定す

 

る方法です。インプラントは入れ歯に抵抗感がある方や、入れ歯が合わない方などに、お勧めしています。構造的には、天然歯に近く、入れ歯の様に出し入れする必要はありません。

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